みなさん、はじめまして。私は、フリーライターの脇田秀樹といいます。何をかくかといいますと、制御用のプログラムを書いたり、連載でコラムや小説を書いたり、はたまた、家庭菜園で汗をかいたりもします。普通は、パソコンに向かって椅子の上であぐらをかくし、無知をさらして頭をかいて、ついでに恥までかきます。これらを称してライター（モノ書き）といいます。
さて、私がここに登場するようになったきっかけは、「インターネット世話焼き隊」の二代目隊長になった（された）からでしょう。インターネット世話焼き隊に関しては、ここに紹介されていますので、そちらをご参照ください。ボランティアとして、インターネット弱者のお世話をするチームが、「インターネット世話焼き隊」です。そして、このチームの運営には、インターネット協議会やインターネット久留米、久留米リサーチパーク等の各団体や企業、多くのネットワーク関係者の皆さんのお世話になっており、大変感謝しいます。m(__)m
特に協議会との関係は、「互いがスープの冷めない微妙な距離を保ちつつ行動できれば…」というように協議会の野上さんは表現されています。（すごく名言ですね(^o^)　）
インターネットとは、すごい仕掛けです。まもなく、社会のバックボーンになるでしょう。そして、その技術の便利さと逆の功罪についてはいろいろと言われています。私は、本来がエンジニアなので、技術的な見方をすることが多いのですが、世話焼き隊に所属しているためか、ことインターネットに関しては、利用者の見方に近いものがあります。そこで、インターネットについて、そのおもしろさや今後役立ちそうな技術、そして人材育成に関して、私の考えていることを述べさせていただくことにしましょう。

■地域インターネットの活性方法？
インターネットとは実におもしろい道具だと思っていますが、中には、おもしろいとは思わない人や「われ関知せず」という態度の人もいるようです。「インターネット」や「ＩＴ」などが流行り言葉のようにもてはやされていますが、だからといって、直ちにビジネスに利用して利益を上げることができるかと言えば、多分、答えは「Ｎｏ」でしょう。
この点に関しての私の考えは、どんなおもしろい道具も、それを使う人がおもしろくなければ、結局、出来上がる作品もおもしろくないものしかできないだろうというものです。このような考え方から、インターネットの活性方法を導き出すと、

１：まず、おもしろい人間を探し出す。
２：その人にインターネットの環境と技術を与える。
３：その人は、インターネットを使っておもしろいものを作り出す。
４：そのおもしろい作品に人が集まり、コミュニケーションが成り立つ。
５：それがビジネスへ発展していく。

と、このようなシナリオを考えてみました。あなたの周りにおもしろい人を見つけたら、さりげなく「インターネット」に誘導してあげましょう。「新しい酒は、新しい皮袋に入れよ！」なのです。

■人材の養成
インターネットの活性化になくてはならないものが、人材育成ですね。これには大きく考えて2つの方策が考えられます。
1：「シニアネットでファイト！一発！」
シニアネットに見られるように、年配者が元気にがんばってインターネットを使っている姿を示すことで、働き盛りのオトーサン達に勇気を与えることができます。そして、「オレも元気のいいジーサンになりたい」という希望を与えることができるのです。このことが「今」の時代に重要なことだと考えます。
2：「ボーイズ・ビー・コンビニエンス！」
少年よ！便利になれ！…これはジョークですが、子供に早い段階でインターネットやパソコン環境を与えることは重要なことです。この点において、日本の文部科学省は遅れています。小学校にとりあえずパソコンはあるようですが、使いこなせる先生がいませんね。情け無い…。
「子供の科学」という月刊誌をご存知でしょうか？
これは、小学校の高学年と中学生が読者層なのですが、この雑誌には、「めざせプログラマー」という連載記事があります。そこには、Windows用のVisualC++を使ったプログラミングの方法が掲載されているのです。さらに私が使っていたフリーのプログラミング用エディターソフトの「jEdit」は、オーストラリア在住の15歳の少年が作ったものでした。
日本では、N88-BASIC互換のActiveBasicを作成したのが、17歳の山本大祐氏です。近未来の明日は、彼らの手中にあるのです。彼らに対し、何を与えるかが重要なことではないのでしょうか。