Kurume・Tosu Internet Conference
「The Journal of Internet」 Volume2,1999 || H O M E || || 3 || 4 || 5 || 6 || 7 || 8 || 9 || 10 || 11 || 12 || 13
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この度、運営委員を務めさせていただくことになりました(株)ケーブルテレビジョン久留米の中冨です。 当社では、1996年11月から”久留米情報みらい21プロジェクト”に参画し、次世代インフラとして注目されているケーブルテレビ・インターネット接続実験を行って来ましたが、今年6月からインターネット接続サービスを開始する運びとなりました。 今まではインターネット接続といえば電話回線や専用線などの一般回線を使用してプロバイダーに接続するのが主流でしたが、その一般回線の代わりにケーブルテレビ・ネットワーク網を使用するのがケーブルテレビ・インターネットです。 ケーブルテレビは常にケーブルを使用してテレビ電波を伝送していますが、光ファイバーケーブルや同軸ケーブルには使用していない帯域が残っています。その帯域にデータ信号を変調し、多重化することでインターネット通信回線として利用が可能となります。 ケーブルテレビ・インターネットの特徴として、まず常時接続があります。常時インターネットに接続しているためには、今までは高価な専用線が必要でした。一般の通信事業者では、専用線サービスを提供するために新たなケーブルを敷設する必要があり、そのため高速な回線は回線料が高額になるわけです。 しかし、ケーブルテレビ・インターネットの場合は既にテレビチャンネルを伝送するためにケーブルを敷設してあり、そのケーブルの伝送帯域の一部を使用するため回線料金を安価にすることが可能であるため、個人でも快適なインターネット常時接続環境を実現することが可能となります。 次に通信速度が高速であるということです。 ケーブルテレビ・インターネットではデータを変調し多重化することでLANのイメージに近い高速な接続形態を実現できます。 本格的なインターネット活用が進む中、今後は品質保持・サポート体制の強化に努め、快適なサービスをご提供できるように努力してまいりますとともに、微力ではありますがインターネット協議会活性化のためのお手伝いをさせていただきたいと考えております。 |
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