2007年8月10日
お客様各位
落雷によるパソコン・モデム・ルータ等の故障について
毎年、7月〜10月にかけ落雷による被害が多く寄せられており、今年も既に落雷の被害の問い合わせが数件寄せられております。
直撃雷でなくとも近辺の落雷による過電流・過電圧により、パソコンをはじめモデム・ルータなどが故障してしまうことがあります。また、雷などによる急な停電で、動作中のコンピュータの電源が切れてしまいますとデータが壊れOSが動かなる場合やハードウェアの故障などでコンピュータ自体が故障してしまうこともあります。
落雷や停電後にパソコンやインターネット接続の不具合が発生した場合は、上記のことが考えられます。
こういったトラブルを防ぐために、無停電装置(UPS:Uninterruptible Power System)、サージプロテクタ(雷保護機)を持つ電源タップや電話回線用の雷ガードを利用されるなどの対策を推奨します。
無停電装置は、文字通り停電が発生した場合に瞬時に内蔵のバッテリに切り替えて電源を供給することで、停電が発生してもコンピュータの重要なデータを保存した後で安全にコンピュータを終了することを可能にする装置です。
雷防止機能を持つ電源タップや電話回線用の雷ガードは、落雷したときの雷サージによる被害を少なくするものです。最近では電源と電話回線の両方を機能を持つ製品も多く存在します。
お客様のパソコンや通信機器(モデム・ルータ)等を守るためにも雷対策をとられることをおすすめします。
雷サージ:
雷により瞬間的あるいは断続的に発生する異常電圧(電流)のこと雷サージと呼びます。雷には、直撃雷と誘導雷があり、直撃雷は通常の落雷、誘導雷は、近隣に落ちた雷が電線や地下を伝って侵入したり、雷雲から放電された電磁波や静電気が電線や鉄塔などから建物内に侵入する現象のこと指します。
直撃雷から、雷が直接落ちることから桁違いに高い電圧(電流)が発生するため避雷針やその他の雷ガード機器を設置しても保護できない場合があります。一般に市販されている雷ガードは、誘導雷による雷サージから機器を守ることになります。
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