世話焼き隊発足当時(97年秋)、まだまだ緒に付いたばかりの インターネットの世界だったような感じでした、そんな中ktarn-generalと云うメーリングリストで交わされるメールに私自身新鮮な感動を覚えました。
テレビや雑誌等では一方的な情報伝達を、好むと好まざるとに関わらず 受け入れるいわゆる受け身の形であったものが、自由意志のもと積極的に情報を探し出し、また自らも情報発信が出来る「能動型メディアとの遭遇!」って感じでした。
メーリングリストで流れるメールについては、通常知り得ない情報やいち早いニュース情報、おもしろ情報等々いろんな話題が飛び交い実に楽しくて有益なものである。
とくに地域に根差したこのネットでは自然発生的に連帯感が強まり、オフ会等が開催されるようになってからは尚更のことであった。
一方ホームページに関しては、広告媒体的なイメージが先行したのも 確かでは有りますがやはりここまで広がりを見せた最大の要因は 大企業でもない極一般の個人が世界を相手に宣伝も出来るし意見も言える
それも、元手無ししかもさほど特別の知識も必要としなくて出来るから であったろう。むろん、個人的な利用も普及に寄与している。 インターネット!
今までに無い通信手段、それを手中に収めた誰もが初めは戸惑いそして感嘆しついにはパソコンを自らの分身でも有るかのごとくに生活の一部として取り入れてしまっている。
しかしながら 身についてしまえば分身のごとく扱えるパソコンかも知れませんが やはり、ビギナーにとっては正に腫れ物にでも触る心境だろうと思います。
しかも、パソコンを結構使いこなしている方でもインターネットは別物みたいです。
私自身いろんな問題をクリアしながら、ホームページや電子メール、 それにメーリングリスト等の効用を充分に満喫し その恩恵に預かりながらふと周りを見るとなんとインターネットの入り口で迷い、困惑している方々が多い事か!パソコンの選定に始まって、インターネットとは?プロバイダー契約は?接続はどうするの?ホームページを見るには?電子メールの送受信?ビギナーにとってはいくつもの難関が待ち受けています。
パソコン、インターネットその向こう側に有る広大な世界に 対してはあまりにも些細な問題なのかも知れませんけど やはり、ビギナーにとっては入り口のドアノブに手が届かない状態なのです。
そこで「世話焼き隊」の出番となるのですが 当初はそのすべてに関わることは考えていなくて、 プロバイダー契約されて接続に難儀されてる方、或いは接続は出来ていても電子メールの送受信がうまくいかない方々を対象と考え
なんとかそんな方にお手伝い出来ないものだろうか?と先のメーリングリストに相談を持ち掛けたところ即座にいろんな方から 賛同・ご協力を頂き「世話焼き隊」が結成されました。結成と同時に隊員の本領発揮、当然インターネットを最大限生かしたもので
隊員の連絡用にMLを作成、これはわざわざミーティングを行わなくても時間も気にせず連絡配信出来るのであるから有り難い。さらに利用者サイドに立って考えメールを使えない人からでも世話焼き申し込みが
出来るようにホームページも立ち上げ早速世話焼き実行!ある時は自宅まで伺って、ある時は夜中の12時過ぎまで掛かって問題解決を数多くやってきました。
最近では少し様変わり 「世話焼き隊」定例(月2回)のよろず相談会では かなりの難問題や、ホームページ作製に関して果てはマシンを持ち込み診断点検を相談される方、多岐に渡った内容で
隊員もワクワクしながら問題解決を楽しんでいます。
普通ならば、いろんな習い事はマニュアル化されていて割と簡単にスキルアップを計る事が出来ますがこの世界は特に 短期間でのハードやソフトのバージョンアップが目まぐるしく行われ、その仕様を追いかけること自体でも大変な事ですが。
これも、世話焼き隊員が純粋なボランティア精神を持った 現役のプロ・セミプロを中心に充実しているから叶うことで、今後もいろんな相談にマルチに対応出来る
「世話焼き隊」でありたいと願っています。もっとも最近では、マシンやソフトの機能アップに伴いインターネット接続設定に関してほとんど世話焼き要請は無くなってきていますが、やはりインターネットの入り口付近での
ビギナーの戸惑いは無くなるものでは無いみたいです。
誰人でも初めは初心者!しかも当面益々初心者は増加の一途、いろんなサークルでの連絡事項をメールで送信したい遠く離れて生活する我が子・我が家族とのメール交換をしたい、孫の可愛い写真を送りたいけど...どうすれば?
「世話焼き隊」では そのようなビギナーの方にも恐れを抱かせずエスコート出来るよう心掛けて行きたいと思っています。
とにもかくにも、これから当たり前のごとくに発展定着するであろうインターネット文化、電子メール文化。 「世話焼き隊」ではこれらの啓発、と同時に地域への貢献、ネットの有効活用をも視野に入れた活動を進めていきたいと考えています。
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